闇にまぎれた蛍








「どうゆうこと?彼等って……貴族ヴァンパイアのことでしょ?そんなの守る必要なんかないじゃん。見た感じ皆強そうだったよ」








私がそう言うと晴十は資料を渡してきた






「?」


「五十八枚目を見て」







晴十はそう言うと自分の分の資料を手に取った






私も言われたページを開いた







そこのタイトルは篠陰







……ん?篠陰?どこかで聞いたような………






「あっ!」


「どうした?」


「ここにある篠陰って純黒血者の三人が調べて欲しいって言ってたやつだ」








バサバサッ







本日二度目の資料落とし。……今日の晴十ってなんかドジだな~……








って、またなんか問題でもあるの!?






もう勘弁してよ!ようやく奏のことから話を反らしたのに!!










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