闇にまぎれた蛍
「……はぁ…?」
「夜魅。君もいい加減学校に通わないといけないよ。それがあの学園なのはちょっとあれだけど……」
「ちょっ…ちょっと待ってよ!なんであの学園に潜入する必要があるわけ!?その通り魔事件と何の関係も無いじゃん!!てか、私行きたくないし!」
私は必死で学園に行くことを拒んだ
でも、晴十は冷静に言い放った
「あの学園の中の子達は、ヴァンパイアの情報にはかなり詳しい。だが、ハンターには決して教えてくれないんだ。だから、君がヴァンパイアに化けてあの学園に潜入し、情報を収集して来るのが一番いいんだ」
「………」
「夜魅。確かに君があの中に入るのはかなり危険だ。だが……これしか方法が無いんだ」
「……わかった。ただし、条件がある……」