闇にまぎれた蛍









……はい。ムカつきましたが入れました






ものすごーーくっ!嫌だったけど、こんな時間に来てまで聞くことっていうのが気になって……








私はとりあえず眠気覚ましに紅茶を入れて、茨鬼流史にも差し出してやった







「で、早く用件を言ってもらっても良いですか?明日も早いですし」


「………」








私がそう言っても茨鬼流史は無言で私を見つめていた







睨んでいるんじゃない。見つめているんだ







……それがなんとなく気持ち悪くて誤魔化すように紅茶を飲んだ







「………で」


「えっ?」


「……収穫は?」








そう言った茨鬼流史に思わず心臓が跳ねた






……もしかして………








夜抜け出したこと……バレてる?








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