闇にまぎれた蛍
第五幕 見え始めた陰
†婚約者?†
ー・ー・ー・ー・ー・ー
「ふわぁ……あ…」
「なんだよ。眠そうだな披露」
「あぁ……」
私は朝、奏と一緒に登校していた
……その間、何回欠伸をしたんだろ………
だってさ!昨日あの事があって全然眠れなかったんだから!!
「ふわぁ…」
「……何回目だよ」
……うるさい
と心の中で突っ込んでおく
私がまた欠伸をしそうになった時、奏が真剣な顔をして私を見た
「ふぁ……奏?」
「なぁ……披露は………夜魅っていうハンターを聞いた事あるか…?」
私はびっくりして欠伸が止まってしまった。奏は私をジッと見ていた
「……聞いた事は………ある」