闇にまぎれた蛍
私は心の中で叫んだ。ほんと……予想通り
私ははぁ…と溜め息を吐いて携帯を持ち直した
「……嫌って言ってもやらせるんでしょ?用事は何?」
「さっすが夜魅♪……実はさっき教会から夜魅のいる近くに、昼間から人間を襲っている奴がいるんだ。そいつを見つけて殺して欲しい」
晴十は淡々と言っているけど、私の心はドンドンブルーになっていく………
また……裁かないといけないんだね……
「……わかったよ。じゃあ探すから切るね」
「うん。殺したらまた連絡するんだぞ?」
「わかってる。じゃ」
私は電話を切って、もう一度溜め息を吐いてからヴァンパイアの気配を探した
……うっわぁ…マヂで近くにいた……
仕方ない……さっさと裁くか………
私はそのヴァンパイアの気配の元に走って行った