闇にまぎれた蛍




「………えっ?」






まさか話しかけられるとは思わなかった私は、驚いて話しかけたヴァンパイアを見た







「だから!お前の名前は?って聞いてんだよ!」


「あっ…ああ!…くっ……明賀披露」





一瞬本名を言いかけたけど、すぐにもちなおした





「明賀披露か……なぁ!披露って呼んでもいいか?」


「別にいいけど……」


「やりぃ!あっちなみにオレの名前は蒼牙泰〔アオガ ソウ〕だ!奏って呼んでくれ!」


「あっああ……」






人懐っこい笑顔で話すヴァンパイアの奏







……でも、この人懐っこい笑顔とは裏腹にかなりの力を持っている気がする………








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