闇にまぎれた蛍
私は溜め息を吐きながら石に座り直した
「……んなわけねぇだろ」
「……?」
「俺は別におまえの好きなようにすればいいと思う。後悔だけはして欲しくないからな」
「披露……」
私の言葉に感動したように私を見る奏
……ごめんね、奏
たしかにさっきの言葉は本心だよ?……でもね、もし私が反対して奏が……私と会ってくれなかったら……そう思ったの
ごめんね……わがままで………
どうしても……奏とどうしても……もう一度…会いたかったから……
ハンターとしてじゃない。私……夜魅として会いたいんだ……
「……んで、相談ってなんだよ?」
私はこの汚い心を奏に気付かれたくなくて、話題を変えた
「あぁ。相談ってのはな」
「うん」
「……夜魅と会った時。どこに遊びに行けば良いと思う?」