闇にまぎれた蛍






「すっげぇな。披露……オレ、思わず見入っちまった」


「……あぁ…」







ヴァンパイアハンターとしてはかなり恥ずかしいけど、私もかなり見入ってしまった





それは認める




……でもあんなヴァンパイアがいたなんて……まだまだヴァンパイアには油断出来ない…





「茨鬼流史〔イバラキ リュウジ〕様って、ヴァンパイア界のNo.三なんだぜ。本当なら一生に一度会えるか、わからねぇ人なんだが、なぜかこの学園に入るのを決めたんだ」


「ふーん……」








あいつがヴァンパイア界のNo.三……確かにかなり強い力を持っているみたい………








「でも、これで全員そろった。ってわけだな」


「えっ?」







揃ったって……誰が?









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