闇にまぎれた蛍






私がわけのわからない顔で奏を見ると、奏にあきれ顔をされた






「おまえ……ほんとーに何も知らないんだな……」


「……悪かったな。世間知らずで」








私はある程度はヴァンパイアのことは知っている




でも、それは表面部分だけで奥の方はぜんぜん知らない








だから純黒血者でも、そうゆうやつがいるのは知ってたけど、名前もどんなやつかも知らない







だいたいのハンターはそんな感じ。そんなヴァンパイアのことを知りつくしているのは、元ハンターの晴十くらい……かな?








……まだまだ勉強することがありすぎる……






私が考え込んでいると、それを拗ねたと思った奏は慌てて謝りだした






< 30 / 244 >

この作品をシェア

pagetop