闇にまぎれた蛍









私は悲鳴が聞こえた途端門の所に走った。奏が止める前に学園の高い門を跳んでこえた







周りの人が驚いてるのがわかるけど、それどころじゃない






「大丈夫か?いったい何があった?」


「あっ……とっ友達が……急に倒れて………」







見ると女の子が青ざめた顔をして倒れていた






「早く救急車を!」


「はっはい!」







女の子は慌てて携帯を取り出して電話をしだした





私はその間に女の子をきちんと治療しようと見てみた









青ざめた顔……どうやら貧血を起こしているみたい







ふと、首元を見ると








「!!」








これは………











牙のあと……







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