闇にまぎれた蛍
†ヴァンパイアと黄金種†
その後、救急車が来てあの子は運ばれた
私達はそれを見守った後、寮に戻った
その間、私達に会話なんて無かった。話せるような雰囲気なんてものじゃない。奏は何かに怒っているみたいだった……
私達は無言のまま寮の入口についた。……やっぱりデカい………
……奏はどうするんだろ……?
「……披露。お前部屋どこだ?」
そんなことを思っていたらいきなり奏が話しかけてきた
「えっ?……と…2006室だったかな?」
「……オレは2007だ。隣りみたいだな」
「……ああ…みたいだな」