闇にまぎれた蛍
「そうだよね。よかった、僕のほうが正しかったんだ」
そう言って笑った岬波紅瓜。すると重かった空気がスッと軽くなっていった
……やっぱり………軽そうに見えるけど……純黒血者なんだ……
しかも、茨鬼流史が押されてしまうくらい………強い力を持っている……
ヴァンパイア界のNo.一ってのはだてじゃないんだ……
「さて、自己紹介もすんだことだし……本題に入らせてもらおうかな」
そう言って私を見た岬波紅瓜
……いよいよ、この三人がここに来た理由が分かるんだ………
私は少し姿勢を正した
「と、その前に」
「……?」
「おかわり」
……ズゴッ!