闇にまぎれた蛍
私の紅茶の入れ方はまだまだ……自分でも、もっと腕を上げないといけないって思ってるし……
でも、岬波紅瓜は本当に美味しそうに飲んでくれるな……なんか………ちょっと嬉しいかも……
「さて、紅茶のおかわりも貰ったし……改めて話をしようかな………」
紅茶を机に置き、さっきまでの軽そうな雰囲気からいっきに真面目な顔になった
隣りの二人も真面目な顔になった
「まず、僕達がここに来たわけ。それはね、君にある人物を見つけて貰いたいんだ」
「ある……人物?」
「そう……その者の血を飲めば限界以上の力を………その者を抱けば不死になる……
黄金種……」
「!!」