闇にまぎれた蛍








黄金種……だって………?





調べて欲しいって言ったのは………私?






まぁ……黄金種を必要とするのはわかるような気がするけど………






なぜ私に言う?





「……なんで俺に言うんだ?みたいな顔だね」






私の考えが読めたのかそう聞いてきた岬波紅瓜






……うん。だって本当にわけがわからない。普通なら情報を管理している父親を持つ奏のほうにいくと思うんだけど……







「……確かに、お前よりも適任そうな奴は沢山いる。だが、それはヴァンパイアに対してだけの情報ばかり。肝心なものは見つけることが出来ない」







私が疑問に思いながら岬波紅瓜を見ていると、今まで黙っていた白突星邪が話しだした








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