闇にまぎれた蛍
三人にそう言って納得させた
もちろん、私の言った事は間違ってはいない
もし、晴十に引き取ってもらわなかったら、ヴァンパイアハンターになんてなれてないし、施設に預けられていた
だから、今の私を作らせてくれた晴十は命の恩人ってわけ
……と、まぁ私とかの話は置いといて
私は真剣な顔をして三人をもう一度見た
「……二つ。あなた方に質問したいことがあります」
「ヘ~……なんだい?言ってごらん?」
そう言ってくれたのは、もちろん岬波紅瓜
……んじゃ、遠慮なく………
「一つ目はあなた方が俺に具体的に頼みたいことは何か。二つ目は………なぜ黄金種を見つけて欲しいのか……」