闇にまぎれた蛍








ようやく近付いて来た奴に返事をした奏。でも、その言葉からあまり奏はこの人を好きじゃないのが、伝わってきた








「やー……っと返事をしたか……」


「余計なことを言うな。さっさと用件を言って消えろ」








奏は藍裂煉って奴をおもいっきり睨んでいた







……軽く殺気まで出てるし………








藍裂煉もちょっと押されたらしく顔を引きつらせていた







「……っ……んな睨むなよ………実は、ちょい力が足りないんだ。くれ」


「断る」







即答で断った奏。ちなみに力が足りないとは、血が足りないってことと繋がってる






つまり、こいつは奏に血を要求しているみたい








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