闇にまぎれた蛍










そう言うと、藍裂煉の眉がピクッとなった





…あ……やっぱこいつ短気だ………







「それはつまり……おれが弱いってことか………?」


「それ以外になんか意味があるか?」








藍裂煉はその言葉にキレた。……まっ、当たり前だよね。私でもそう言われたらキレるもん








「てめぇのようなザコよりも……おれが弱いなんて………ありえねぇよ!!カスがぁ!!」







そう言って藍裂煉は私に殴りかかろうとしてきた





もちろん。そんなもの簡単に避けられる






スッと余裕でかわしたら藍裂煉はものすごい驚いた顔をした






でも、すぐに殴りかかってきた







無論それも避けようとしたとき









「………なんだ。この騒ぎは……?」










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