線香花火が、長く、続くように

*1* プロローグ



はじめて、君に会ったあの日



あまりにも君が

眩しくて

輝いて見えて


一瞬、周りのものが何も見えなくなった。




君だけがこの世界から切り取られて、

目の前に現れたんじゃないかって錯覚してしまうくらい



目を奪われた。




一目惚れって、ホントにあるんだ。




そう、確信した──



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