花火に目がくらんでオチテいく
ベッドに移動して寝かされる。
いつもより荒々しいキス。
あんな話をした後だから?
それでも長く、時間をかける。私の口内にあるふたつの舌。わざと音を出すように舌を絡めてくる。
「好き、好き、大好きだよ」
キスの合間にトワくんが囁く。
私のファーストキスはトワくんだから、他の人のキスは分からないけど。多分、トワくんはキスが上手なんだと思う。
心拍数があがる。
勝手に声が出る。
体が熱くなる。
こんな異様な空間で、キスだけで気持ちよくなっている私はおかしいのかもしれない。
左に顔を背けると、フッと優しく笑ってトワくんが見下ろしてくる。
「あんずちゃん、気付いてる? いつも顔を左に背ける時、僕に腰を押し当ててきてるんだよ」
「ぅん……? なぁに…?」
「あんずちゃんの癖だよー。目がウルウルになったら、やめてあげないと、さすがに僕も我慢できなくなるからやめてたんだけどねー」
ボーとする頭。
私の癖? トワくんに腰を押し当てている?
「ーー今日は、このまま続けてみようか」
そう言って、私の髪を指でといて、そのまま口の中に舌を奥まで入れられた。
いつもより荒々しいキス。
あんな話をした後だから?
それでも長く、時間をかける。私の口内にあるふたつの舌。わざと音を出すように舌を絡めてくる。
「好き、好き、大好きだよ」
キスの合間にトワくんが囁く。
私のファーストキスはトワくんだから、他の人のキスは分からないけど。多分、トワくんはキスが上手なんだと思う。
心拍数があがる。
勝手に声が出る。
体が熱くなる。
こんな異様な空間で、キスだけで気持ちよくなっている私はおかしいのかもしれない。
左に顔を背けると、フッと優しく笑ってトワくんが見下ろしてくる。
「あんずちゃん、気付いてる? いつも顔を左に背ける時、僕に腰を押し当ててきてるんだよ」
「ぅん……? なぁに…?」
「あんずちゃんの癖だよー。目がウルウルになったら、やめてあげないと、さすがに僕も我慢できなくなるからやめてたんだけどねー」
ボーとする頭。
私の癖? トワくんに腰を押し当てている?
「ーー今日は、このまま続けてみようか」
そう言って、私の髪を指でといて、そのまま口の中に舌を奥まで入れられた。