花火に目がくらんでオチテいく
周りはなんで不釣り合いな私にトワくんが惚れているのか不思議がっていた。


嫌でも聞こえてくる悪口。


その悪口を言っていた人たちを、トワくんは一人も許さなかった。男女関係なく私の前に連れてきて謝罪させる。


その時に思った。


この人は本気で純粋に私を好きでいてくれて、私を守ってくれる素敵な人だと。


だから付き合うことにした。



それからは、休み時間も昼休みも私に会いに来てくれる。会っていない間は通話は繋ぎっぱなしは当たり前。毎朝家まで迎えに来て一緒に登校して、帰りは家まで送ってくれる。


好きで付き合った。


でも、少しずつ息苦しく感じてきた。
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