花火に目がくらんでオチテいく
*
クーラーのきいた私の部屋。ベッドに座る私の横にピッタリとくっついて座るトワくん。
「あんずちゃん、ぎゅーしよ」
私の返事も待たずに私の体を抱き締める。優しくない。痛いくらい強く。
「溶けてひとつになりたいな。そしたらずっとずーっとあんずちゃんと一緒にいられる」
これ以上、一緒にいる時間を増やされるのはメンタル的にキツイ。
「どうして黙ってるの? 何か喋ってよー声が聞きたい。ずっと聞いていたい」
息苦しい。
胸がモヤモヤする。
一人になりたい。
「なんで私のことこんなに好きでいてくれるの?」
「今さら聞いちゃう? 一目惚れだよ」
毎回、こればっかり。私よりかわいい女の子はたくさんいるじゃない。
思わずため息をつくと、トワくんが私の顔をのぞきこんだ。
「何かイヤなことあった? 誰かに何かされた?」
一秒前までニコニコしていたのに、目が笑ってない。こういう時のトワくんは話し方も別人のように変わる。
クーラーのきいた私の部屋。ベッドに座る私の横にピッタリとくっついて座るトワくん。
「あんずちゃん、ぎゅーしよ」
私の返事も待たずに私の体を抱き締める。優しくない。痛いくらい強く。
「溶けてひとつになりたいな。そしたらずっとずーっとあんずちゃんと一緒にいられる」
これ以上、一緒にいる時間を増やされるのはメンタル的にキツイ。
「どうして黙ってるの? 何か喋ってよー声が聞きたい。ずっと聞いていたい」
息苦しい。
胸がモヤモヤする。
一人になりたい。
「なんで私のことこんなに好きでいてくれるの?」
「今さら聞いちゃう? 一目惚れだよ」
毎回、こればっかり。私よりかわいい女の子はたくさんいるじゃない。
思わずため息をつくと、トワくんが私の顔をのぞきこんだ。
「何かイヤなことあった? 誰かに何かされた?」
一秒前までニコニコしていたのに、目が笑ってない。こういう時のトワくんは話し方も別人のように変わる。