私に一途すぎるお隣さんが、ついに溺愛を始めちゃう話。
「えへへ、ありがとう。幼なじみにもらったんだぁ〜」

「……幼なじみ?」

「うん!翔くんって言うんだけどね。今おんなじクラスの頭のいい子」

「……へぇ」


小さい頃から仲のいい翔くんは、よく私にプレゼントをくれる。

この間も可愛いシャーペンや、イヤリングをもらった。


「俺、そのピン欲しいです」

「えっ?こ、これ?」


ピンク色のピン。意外にも日向くんは可愛いものが好きなのかな?なんて思いながらも……


「ごめんね、さすがに人からもらったものをあげれないよ」

「………そうですよね、じゃあ我慢します」

「うん。……あ!じゃあ今度買ってあげるよ!」

「えっ……?い、いいんですか」

「もちろん!大事な“後輩”だからね」

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