私に一途すぎるお隣さんが、ついに溺愛を始めちゃう話。
「先輩」

「日向くん!」


教室までお迎えに来てくれたみたい。


「帰りましょう」

「うん!あ!そうだ日向くん、今日時間ある?」

「ありますよ」

「今度って言っちゃったけど、今日ピン買いに行かない?」

「えっ、いいんですか?」

「うん!」


ぱぁっと表情を明るくさせた日向くんが可愛くて、つい笑みをこぼしてしまう。


「どこのお店行く?」

「じゃあ、近くのショッピングモールなんてどうですか?」

「いいね!そこにしよ〜」


バスに揺られて、数十分後。

ショッピングモールに入り、色々な店を覗く。

日向くんの美貌に圧倒される人がたくさんいるが、当の本人は全く興味がない様子。

というか……さっきから、手が触れてるんだけど……。
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