最後の賭け
翌朝、早速私たち学級委員は職員室に呼び出された。

先生「あれ、西園寺は?」

美雪「体調が優れないため休むそうです。」

そう、朝先生から呼び出しがかかり行こうとしたら詩織から38度の熱が出たと連絡があったのだ。

先生「じゃあ高嶺と結城で頼むな。校外学習のしおりのとじ込み。」

美雪「はい、わかりました。」

蒼夜「はい。」

私たちは職員室から自習室へ移動し、作業に取り掛かった。

美雪「ねぇ、業務連絡じゃないんだけど、何で副会長受けてくれたの?」

蒼夜「高嶺さんには関係ない。」

美雪「そっか…。ごめんね。」

それ以降は一切話さず黙々と作業に打ち込んだ。終わりが見えてきた頃、教室に数人のクラスの男子が入ってきた。

男子1「お?やっぱり高嶺さんじゃ~ん!綺麗な顔が外から見えてもしかしてって思ってきちゃった!」

男子2「あれ?詩織休み?」

美雪「うん、熱出ちゃったみたいで…。」

そこで結城くんはトイレと言って不機嫌そうに席を立った。

男子1「ってことは今日は高嶺さん独占し放題!?美雪ちゃんって呼んでいい??」

美雪「好きに呼んでもらって大丈夫だよ。」

何とか笑顔で返しているが、正直怖い。距離も近いし目線が身体にくぎ付けなのがわかる。

男子1「隣座っていい?俺ら手伝うよ!」

美雪「どうぞ…。」

男子は隣に座り、作業をするかと思ったらずっと話しかけてくる。男子2人に話しかけられて困惑し身を縮めた。すると、両方の男子がスカートの中に手を突っ込んできた。

美雪「ひゃっ!な、なにするの?やめて?」

男子1「いいじゃん、生足たまんねぇ~。やべ、勃ってきちゃった…。」

男子2「俺ももうガチガチ。美雪ちゃんいい匂いだし、胸も豊満で…。」

そして胸を触られた。瞬間、服や下着も脱がされ、私は全裸になってしまった。

男子1「うわ、めっちゃ綺麗。」

嫌なのに身体が反応してしまう。そして男子は躊躇なく私の身体を弄んだ。

ピンッ。

美雪「あっ!」

男子2「エロい声出すじゃん。足開いて?おお、濡れてる。意外とエッチだね?」

ぴちゃぴちゃ。

男子に身体を舐めまわされ、心は恐怖しているのに身体は刺激を求めてしまっている。

美雪「いやっ、やめて、あっ!イ、、クッ!」

あっけなく果ててしまった。

男子1「エロすぎなんだけど…。もう我慢できない。」

2人が男性器をあらわにし、1人は私の秘部にこすりつけ、もう1人は胸に挟んで先端を一緒に刺激した。

美雪「あっ!あっ!だめ、いまイったばっかりだから敏感で!あっ、同時にされたらまたイク!」

ビクビクッ!プシャッ!

身体が痙攣しっぱなしでうまく力が入らない。

男子2「ねぇ、挿れていい?」

美雪「だ、だめ…。」

男子1「こんだけエロい反応しといて今更お預けはないでしょ。美雪ちゃんだってもっと気持ちよくなりたいでしょ?」

男子はそう言って私の胸の先端を思いっきり摘まんだ。

美雪「あぁっ!それダメ!そこ弱いの…お願い。やめて…。」

男子1「くっ、煽んの上手!」

男子2「無理、挿れるよ。」

美雪「え、だめ!!いやっ!!」

私が思いっきり叫ぶのと同時に後ろから電子音が鳴った。

ピッ。

美雪「え?」

蒼夜「ここ、そういうことする場所じゃないから。手伝う気ないなら出てってくれる?作業の邪魔。」

男子1「結城。邪魔すんなよ。いいところだったのに。」

蒼夜「少なくともお互い合意の上には見えなかったけど?みっともないことやめなよ。この動画、顧問と主任に報告するよ?」

男子1・2「ひっ!」

2人は完全に怯えて、その場から去っていった。

美雪「あ、ありがとう。」

蒼夜「別に。邪魔だったからどかしただけ。服着なよ。」

結城くんに促され、私は手早く服を着た。しかし、されるがままになってしまった自分に腹立たしさと、男性への恐怖で震えが止まらなかった。そして気づけば涙を流していた。

美雪「うっ、うぅ…。」

蒼夜「なんで泣くの?」

美雪「されるがままになった自分に腹が立つ。でも、それと同時に怖い…。私、男性が苦手なの。だから身体が動かなくて、またあの時みたいになるんじゃじゃいかって…。」

蒼夜「そうなんだ。俺にはわからないけど、大変そうだね。」

結城くんは同情することもなく淡々と告げた。本当に不思議な人だ。
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