甘すぎる幼馴染に砂糖漬けにされる

「...っ 俺のことかっこいいって、思ってくれてるの?」


…?


どこか期待するような嬉しそうな声に
思わず顔をあげた。かっこいいなんてはるくんなら
言われ慣れすぎてるよね...?


「上辺ばっかな女が
 寄ってくるからこの顔嫌いだったけど、
 紫乃がかっこいいって思ってくれるなら
 この顔で良かった... 。」


そう言って幸せそうに微笑む

はるくんから、目が離せない... 。


「...あのね、はるくん
 私は、そりゃ見た目のかっこよさも
 はるくんの良いところの1つだと思うけど、」


はるくんの綺麗な瞳をまっすぐ見つめる。


「私が1番はるくんの
 すっ、す、好き、なところは、
 はるくんの笑顔だよ!」


なぜか分からないけど、無性にそう伝えたくなって
気づけば口にしていた。


「...っ!紫乃... 。ありがとう。」


はるくんは少し目を見開いて
それから、私が大好きな笑顔をみせてくれた。

< 10 / 61 >

この作品をシェア

pagetop