甘すぎる幼馴染に砂糖漬けにされる
__そして迎えたお昼休み。
授業が終わってすぐに優愛ちゃんに
中庭に連れ出される。
「昨日から気になってたけど、
紫乃と天野くんってどういう関係なの!?
洗いざらい話してもらうから!」
ビシッ!と人差し指を指した優愛ちゃん。
「うぅ... 。はい... 。」
私は優愛ちゃんに、お弁当を食べながら、
はるくんとは幼馴染であることや、
同居することになってしまったことなどを
細かく説明した。
「なるほどね~。
女嫌いな天野 波瑠は天使にベタ惚れってことか。」
手を組んでうんうんと頷いている。
「......んぇ?」
なんか今よく分かんない単語が2つ聞こえたような...?
「おんなぎらい...? 天使...?」
「...紫乃もしかして結構有名な
あの天野くんの話知らないの?」
なぜか呆れている様子の優愛ちゃん。
「...?」
なんのことか分からず、私は首を傾げた。
「...おしえてあげる。」