甘すぎる幼馴染に砂糖漬けにされる
高校に着き、クラス分けを見ると優愛ちゃんと同じ1年2組だった。
同じクラスになれたことは、もちろんすごく嬉しい。
しかし、私は1年2組の出席番号1番の生徒の名前に、くぎ付けになっていた。
”天野 波琉”... 。
...いやいや、そんな偶然あるわけ無いよね!
変な期待は無駄な落胆を招くだけだ、
そう思って慌てて考えを打ち消した。
「同じクラスになれて良かったね〜」
「優愛ちゃんとクラス離れちゃったらどうしようかと思ってたよ... 。ほんとに良かった〜。」
「...あっ、ここだね。私たちのクラス。」
優愛ちゃんと喋りながら廊下を歩いていると、教室に到着した。
少し緊張しながら教室に入って、
出席番号順の席についた。