甘すぎる幼馴染に砂糖漬けにされる
8. 林間学校は嵐の始まり!?
__入学してから約1ヶ月。
はるくんとの同居、高校生活にも
段々慣れつつある頃。
「そういえば、今日の6限目の総合、
林間学校のことについてなんだよね!」
駅を出て学校への通学路を歩く途中、
はるくんに話しかけた。
「うん。紫乃、楽しみなの?
嬉しそうだね。」
「皆でカレー作るの楽しそう...!」
「そうだね。」
林間学校楽しみだなぁ... !
__そして迎えた6限目。
「林間学校は一泊二日で行います。
まず、男子と女子が半分ずつに
なるように5人組の班を作ってください。
2 : 3 になるようにお願いします。」
先生の言葉にザワザワし始める教室。
「紫乃、私と組もー!」
一目散に私の席の方に来てくれた優愛ちゃん。
「うん!もちろん!」
「他の3人はどうする?」
「うーん、どうしよっか... 。」
優愛ちゃんに言われて教室を見回す。
...あ。
同じようにキョロキョロしていたクラスメイトの
三人組の男の子たちと目が合った。
あの人達と組めないかな__そう思った時。
「紫乃、俺たちと組まない?」