甘すぎる幼馴染に砂糖漬けにされる
必死に頭をフル回転させ、
自分の立ち回りについて考える。
ふと、視線を感じ、隣を見ると、
はるくんが私を見つめていた。
バチッと目が合って、
慌てて目を逸らした。
...気のせい、じゃないよね?
なんで見てるの...?
「...俺も、紫乃と一緒がいい 。」
えっ...!?
何を考えているのか読めない
真顔に近い表情のはるくん。
だめだ、このままだと
華村さんとはるくんを2人にできない。
どうしたら自然に2人にできる?
「...っ、私は天野くんと
一緒がいいなぁ... 。」
若干焦った様子ではるくんに
近づいた華村さん。
華村さんも頑張ってる... 。
私はどうしたら... 。
と、その時。
「俺は別になんでもいーけど、
でもやっぱどうせなら... 。」
「無自覚天使と名高い紫乃ちゃんと
一緒がいーなぁ... 。」
西村くん...!
無自覚とか天使とか
よく分かんないけど、ナイスだよっ!