甘すぎる幼馴染に砂糖漬けにされる

11 . お悩み相談はプリンの例え話で


林間学校が終わって家に帰った昨夜。


疲れたから、とはるくんに言って
お風呂のとき以外部屋に
こもりっぱなしだった。


しかし、今日は土曜日。


休みだし、はるくんと1日
全く話さないわけにはいかない。


...どうしよう。


まだまだ自分の心がぐちゃぐちゃで
いつも通り接する自信が無い。


はるくんけっこう鋭いし。


...コンコンッ。


!?


自分の部屋の中で逡巡していると
ドアがノックされた。


「...紫乃?起きてる?」


「...え、あ。う、うん
 お、起きてるっ!」
 

聞こえてきたはるくんの声に
慌てて返事を返す。


「...朝ご飯、作ったから
 一緒に食べない?」


「っ、うん!
 た、食べる!ありがとう!」


「じゃあ、下で待ってるね。」


よし。

同じ家にいるのに避けてばかりじゃ
すぐ不審に思われちゃうし、
いつも通りに話せるように
頑張らなきゃ!


決心を固めて部屋を出た。

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