甘すぎる幼馴染に砂糖漬けにされる
〜 波琉 side 〜
紫乃と目が合った瞬間、心が震えた。
7年ぶりに会った紫乃は、すごく可愛くて、きれいな女の子へと成長していた。
紫乃と見つめ合っていると、
__あぁ、やっぱり好きだな。
そんな言葉が心にストンと落ちてきた。
背中まであるまっすぐでくせのない、きれいな茶色の長い髪。二重でぱっちりした大きな目。
長いまつげに縁どられた、こちらを見つめる色素の
薄い瞳。ぷっくりした小さめの唇。
自分がずっと、ずっと恋い焦がれてきた
彼女が、そこにいた。
__やっとだ。やっと、会えた。
確かな喜びが胸を支配した。