甘すぎる幼馴染に砂糖漬けにされる
頭にはてなを浮かべ、支離滅裂な質問をした私を見て
はるくんはきょとんとした。
「ん?あ、もしかして紫乃、
お母さんから何も聞いてない?」
「...へ?」
...お母さんからは、明日から長期出張だということ
以外、特に何も言われていない。
「えっとね、簡単に言うと、今日から紫乃の家に
お世話になるんだよ、俺。」
頭の中でグルグル回るはるくんの言葉。
「お世話... 。ど、同居ってこと... ?」
「うん、そういうこと。」
__っ!?きょっ、今日からどどど、同居!?
「っ!!...え!?」
動揺が隠しきれない私の顔を、少し拗ねたような表情で覗き込んでくる、はるくん。
「...なに?俺と住むの嫌なの?」
「っ!?そ、そうじゃなくて!
な、なんていうか、その... 。」