社長とは恋愛しません!
「彼女の為にお金を使うのは、男として当たり前でしょ。それに、自分の会社を潰した事、景子さんのせいにするって、あんた恥ずかしくないのか。」

「ははっ!」

英寿さんは、柚季君に顔を近づけた。

「ヤッたんだ。お姉さんと。」

柚季君は、冷静に英寿さんを見た。

「結構、大胆だろ。こいつは、セックスが好きなんだよ。」

私は、カーッと赤くなった。

止めて!柚季君の目の前で、そんな事言わないで。

「俺も何度もせがまれてさ。性欲が追い付かないってば。」

それでも柚季君は、何も言わない。

「おまえだって、男なんだろ?それとも、お姉さんに手取り足取り、教えてもらったか?」

「止めて!」

私は英寿さんを、柚季君から引き離した。

「そんな事言うのは、卑怯よ。」

「これも、本当の話だからな。」


すると柚季君が、私の腕を引っ張った。

「話はそれだけ?」

あくまで柚季君は、冷静だ。

「教えてくれてありがとう。参考にさせてもらうよ。」
< 108 / 295 >

この作品をシェア

pagetop