社長とは恋愛しません!
一つに繋がった中で、柚季君の気持ちが、ダイレクトに伝わってくる。

「景子さん。俺、もう……」

「うん。」

好きな人が、自分の身体で気持ち良くなっているって、すごく幸せだ。

「はぁ……あっ!」

一緒に絶頂を味わって、ぎゅっと抱きしめた先は、とろけるような世界だ。


「景子さん、もう一回。」

「ええっ!?」

心配なのは、彼の性欲が治まらない事だ。

「ごめん。直ぐ終わるから。」

「いいよ。満足するまで、して。」

柚季君が、激しく動く中で、私は甘い声を出す。

「ああ、その甘い声、ずっと聞いていたい。」

柚季君に見つめられる度に、キュンキュンして、胸が苦しい。

「いいよ。景子さんの中、すっごく気持ちいい。」

私は、柚季君の腕にしがみついた。

そうしていないと、どこかに行ってしまいそうになる。

「景子さんも、イッて。」

「あぁん。」

身体がビクッとなる。

こんなに気持ちいいのには、久しぶりだ。
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