社長とは恋愛しません!
終わった後、湿った身体を、お互いくっつけ合った。

熱い肌が、少しずつ冷やされていく感じがした。

「ふふふ。」

私は、柚季君の胸の中で、幸せを感じていた。

「何?」

「ううん。2回もしちゃった。」

柚季君が、こんなに求めてくれるなんて、知らなかった。

「あれでも、抑えていた方なんだけどね。」

「ええっ!?」

さすがは、20代半ばの性欲はすごい。


「今日も、泊まって行ったら?」

「うーん……」

夕方の時間、帰ろうと思えば、帰れる。

でも、こんなにまったりとした時間。

せっかくのほっこりとした時間を、急に変えたくない。

「でも、着替えとかあるし。」

「そうだ。今から買い物に出かけよう。」

柚季君は、思ったら直ぐ行動する。

そうじゃないと、社長業は務まらないと思うけど。


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