社長とは恋愛しません!
「ね。そうしよう。」

服を着ている柚季君に急かされて、私も服を着た。

さっきは、帰ろうとしていた車の中。

今は、今夜泊まる為の買い物に行こうとしている。


車の助手席に乗ると、柚季君がキスをしてきた。

「ん……はぁ……」

柚季君のキスって、エロい。

抱かれたから、余計そんなふうに思うのかな。

「キス止まらない。景子さんを見ると、直ぐキスしたくなる。」

7歳も年下の男の子が、私に欲情している。

可愛いって、男の人には言っちゃいけないって、言われたけど。

30過ぎてるお姉さんには、可愛く見えて仕方がないよ。


「じゃあ、出発。」

車は、街に向かって走り出した。

ねえ、柚季君。

私、この幸せな時間が、ずっと続くと思って、いいですか?

私は、窓に映った柚季君を見ながら、考えた。
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