社長とは恋愛しません!
お母さんは、それから1週間、泊まっていって、帰って行った。

結局、お父さんが折れて謝ったらしい。

謝るのなら、もっと早くに謝ってよと思ったが。

一件落着して、よかった。


そして、週末。

2週間振りに、柚季君の家に、泊まりに行った。

「いらっしゃい。」

「お邪魔しまーす。」

私は、柚季君の家のリビングで、深呼吸をした。

人の家なのに、懐かしく思えるのは、何故かな。


その時、柚季君が後ろから、抱きしめてくれた。

「景子さん、一緒にシャワー、浴びよう。」

「えっ!?」

後ろを振り向くと、柚季君の目が座っている。

やる気だ!この人、やる気だ!!

「あのー……」

「嫌とは言わせない。」

そしてそのまま、私はお風呂まで、強制的に連れて行かれた。
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