社長とは恋愛しません!
「よかった。」

柚季君は私を、ぎゅっと抱きしめてくれた。

「子供は何人欲しい?」

「えっ?子供?」

私と柚季君は、顔を見合わせた。

「結婚したら、子供だって生まれるだろ。」

「そうだけど。急に言われても。」

さっきから何?

柚季君は、私を困らせる達人なの?

もう顔が赤くなりっぱなしだよ~


「……3人かな。」

「3人?」

「柚季君に似た男の子、欲しい。」

「景子さんに似た女の子も欲しいな。」

そして一瞬、私は考えた。

どう考えても、私に似た女の子は、普通の女の子だ。

そう考えると、柚季君に似た女の子だったら、美少女にならないか?

「女の子も、柚季君に似ている方がいいな。」

「ははは。俺に似た女の子?」
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