社長とは恋愛しません!
そして、3度目のパーティー出席。

と言っても、今夜は各会社の社長達がメインだから、私達秘書は離れた場所に待機。

柚季君、結構年配の社長達の相手、大丈夫かな。


そんな時、隣の女性が話しかけてきた。

「こんばんは。あなたは、どなたの秘書さんですか?」

ニコニコ顔で話しかけてきたその人は、私と同じくらいの年代に見えた。

「真田コーポレーションの真田社長です。」

「真田社長!いいなぁ。」

その人は、凄く羨ましがっていた。

「私が付いている社長は、結構歳がいっていて。全然ときめきもないんですよ。でも、真田社長だったら、仕事にも張り合いが出ますよね。」

「ははは。」

すると、反対側の女性も、私に話しかけてきた。

「真田社長の秘書さん?いいなぁ。あの顔を毎日拝見できるなんて。」

皆、柚季君の顔目的か!

だけど、その気持ち。分からなくもない。

「ねえ、真田社長って、彼女いるんですか?」

「えっ?」

そして今度は、向かい側の女性。

「そりゃ、いるわよね。はぁー。」

何故に、ため息?もしかして、柚季君を狙っていたの?
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