社長とは恋愛しません!
見れば、まだ20代ぐらいの人達。

柚季君から見れば、このくらいの人達の方がいいのかな。

駄目だ、落ち込んでしまう。

「私、ちょっとお手洗い、行って来ますね。」

立ち上がって、その女性達から一旦非難した。


「はぁっ!」

廊下を曲がった私は、気合を入れた。

何、気弱になってるの!

柚季君に愛されているのは、私なんだから!

自信持て、私!

頬をぴしゃりと叩いて、私はトイレに向かった。

すると、向こうから見た顔が。

「げっ!」

そう、あの副社長だ。

どうして、社長の集まりに副社長が!?

そう言えばこの前の会議の前に、社長の椅子に座っていた。

なんだか、怪しい。

「おっ!そこにいたのか。」

そして、向こうにも見破られてしまう私。
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