社長とは恋愛しません!
「だから、俺との結婚も諦めるの?」

柚季君は、じっと私を見つめる。

胸が痛い。

涙が出てくる。

「そんなの、許さないからな。」

「柚季君。」

「今までは、両親に反対されたら、俺も諦めた。相手に執着していなかったんだ。」

柚季君は、私を抱きしめたまま、腰を激しく動かす。

「でも、景子さんだけは、何があっても離さない。」

「ああっ……」

「両親が反対しても、景子さんと結婚する。」

柚季君の気持ちが、身体に伝わって来る。

「景子はずっと、俺のモノだよ。」

キスした瞬間に、快感が突き上げる。

しばらく、柚季君は私の身体に、しがみついていた。


お互い、身体を離して、下着を履く姿を見て、”やってしまった!社長室で!”と思った。

しかも、自分が普段、仕事しているデスクで。

絶対、仕事中に今の事、思い出すよ。
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