社長とは恋愛しません!
「景子さんの本心。あと……」

何?他にもあるの?

「未来の話、二人で決めたかった。」

どうしよう。胸がすごく、きゅーんと締め付けられる。


私の未来を、一緒に考えたかった?

それって、もう……


「……っ。」

柚季君の顔が歪む。

「景子さん、今自分がどんな顔してるか、分かる?」

「えっ?」

「俺が欲しいって顔、してるよ。」


分かってる。

今、本気で柚季君が欲しいー!!

「景子さん……」

もしかして、柚季君も興奮している?

あー!たまらない!柚季君の憂いを帯びた目!

「柚季君。」

私は柚季君の首に、腕を回した。
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