社長とは恋愛しません!
いいよね。この前だって、ここでセックスしたんだから。

「柚季君、ここで抱いて。」

「えっ?」

この前は自分のデスク。

今日は、柚季君のデスク。

興奮して、ドキドキしてくる。


私はそっと、柚季君のデスクの上に座った。

柚季君と顔を合わせる。

もう少しで、唇が重なる。


その時だ。

「それまでだ。」

ドア付近から、副社長の声が!

「ったく!隙があると、直ぐに交尾しようとして。おまえらは、動物か!」

私と柚季君は、直ぐに離れて、髪を直した。

「明彦さん、入る時はノックしてくださいよ。」

「したよ。誰かさん達は、夢中で気づかなかったけど。」

顔が赤くなる。

あーあ。イチャついているところを、誰かに見られるって、こんなに恥ずかしいのか。
< 223 / 295 >

この作品をシェア

pagetop