社長とは恋愛しません!
そして副社長が、中央のソファーに座ると、柚季君もソファーに座った。

「ところで、景子さんの引き抜きの件ですが。」

「ああ!どうなった?」

副社長、すごく興奮してるんですけど。

そんなに、興味深々?

私が、他の会社に行くかもしれないって事が。

「景子さんと話し合った結果、彼女にはこの会社に、残って貰う事にしました。」


あからさまに残念な顔をした副社長。

そんなに私が邪魔か!


「あんな大きな会社の秘書になる事を断るなんて。」

副社長は、私を見て両手を挙げた。

「クレイジーだな。」

「すみませんね。」

取り敢えず謝ったけれど、本当にすまないとは思っていない。


「まあ、白鳥君もこのまま終わるとは、思えないけどね。」

副社長の鋭い睨みに、私も睨み返した。

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