社長とは恋愛しません!
「私も、愛している。」

その時だった。

私から体を放した柚季君は、裸になって前髪を掻き上げた。

額を見せている柚季君、男っぽい!

胸がズキューンと撃たれる。


「景子、上司に抱かれるって、どんな感じ?」

「ええっ?分かんない……」

「じゃあ、これで教えて。」

柚季君と一つに繋がったところが、熱い。

「どう?」

「どうって……」

首の辺りが熱っぽい。

はっきり言って、”上司に抱かれる”なんて、胸キュンワードしかないじゃないか!

「普段は、上司に従っている部下だよね。セックスでも、汲み従われるのが好き?」

「……それ以上、言わないで。」

そうですよ。

年下だと思って、舐めていたら、こんなに男らしいなんて。

その上、”上司”というキーワードを出してくるなんて。

胸がキュンキュンして、たまりません!
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