社長とは恋愛しません!
そして会議は終わり、私達は企画部の部長から、情報が来るのを待った。

でも、こんな事言っちゃあいけないけれど、今日までに間に合わない場合だってある。

ただ待っているのは、性に合わない。

私は自分でも、WEBサイトを作ってみた。


「へえ。景子にそんな能力があったなんて。」

後ろを振り返ると、柚季君が私のパソコンを覗いていた。

「未来社で教わったんです。今はサイトを無料で簡単に作れるアプリがたくさんあって、そこから作るんです。」

「凄いな。よし。俺も協力する。」

柚季君はパイプ椅子を持ってくると、私の隣に座った。

「この後は、どうするの?」

「えーっと、デザインをもっと華やかにしようと思っています。」

「うん。俺もその方がいいと思う。」

そう言いながら、サイトを作って数時間が経過していた。

もう辺りは、暗くなっている。


そして、社長室のドアが開いた。

「社長!メール見て頂けましたか?」

企画部長が急に中に入って来たのだ。

「ごめん。気がつきませんでした。今、チェックします。」

「お願いします。」

慌てて柚季君は、デスクに戻って、メールをチェックした。
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