社長とは恋愛しません!
デザートも、文句なし。

甘い香りがして、幸せになる味だった。

「うーん。幸せ。」

こんなに満足いく料理を出せるレストランがあったとはね。

しかも丘の上のレストランなんて、気に入った。

「今度も来ようね。柚季君。」

「ああ、何でも連れて来るよ。」

なんだかこれから先も一緒にいるよと言われているみたいで、嬉しかった。

「それにしても、何で急にここに連れて来ようと思ったの?」

すると柚季君は、あの天使スマイルを溢した。

「今夜を、特別な夜にしたくて。」

「特別な夜?」

「ちょっと、お店出ようか。」

「ん?うん。」

柚季君は私を連れて、お店を出た。

「こっちこっち。」

言われるがまま、柚季君についていくと、そこには綺麗な風景が広がっていた。

目の前には、大きな海。

そして遠くに、星のように広がる街の光。

どれも素敵な光景だった。

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