社長とは恋愛しません!
「ちょっと家に上がらせてね。」
お母さんは、早速リビングに行くと、手に持っていたケーキの箱を開けた。
「はい、柚季の好きなレスターレのショートケーキよ。」
「うわっ!」
飛びつこうとした柚季君は、私を見て思い止まった。
「あら。婚約者さんは、レスターレのショートケーキ知らないの?」
「それは知っています。」
クリームが甘すぎず、絶妙な味のショートケーキだ。
だがそれを、柚季君が好きだとは、知らなかった。
「だったらいいじゃない。柚季、ほら食べなさい。」
それでも柚季君は、私をちらっと見ている。
「もしかして、婚約者の方に気を遣っているの?」
「あっ、いや。」
「好きなケーキも食べさせて貰えないなんて。本当に結婚して大丈夫なの?」
私は、ムッとした。
誰が25にもなって、母親の買ってきたショートケーキに群がるか!
でも、お母さんにそう言われるのは、癪だ。
「柚季君。せっかく買ってきて貰ったんだから、頂きましょう。」
私は自分の家のように、フォークを3本出した。
お母さんは、早速リビングに行くと、手に持っていたケーキの箱を開けた。
「はい、柚季の好きなレスターレのショートケーキよ。」
「うわっ!」
飛びつこうとした柚季君は、私を見て思い止まった。
「あら。婚約者さんは、レスターレのショートケーキ知らないの?」
「それは知っています。」
クリームが甘すぎず、絶妙な味のショートケーキだ。
だがそれを、柚季君が好きだとは、知らなかった。
「だったらいいじゃない。柚季、ほら食べなさい。」
それでも柚季君は、私をちらっと見ている。
「もしかして、婚約者の方に気を遣っているの?」
「あっ、いや。」
「好きなケーキも食べさせて貰えないなんて。本当に結婚して大丈夫なの?」
私は、ムッとした。
誰が25にもなって、母親の買ってきたショートケーキに群がるか!
でも、お母さんにそう言われるのは、癪だ。
「柚季君。せっかく買ってきて貰ったんだから、頂きましょう。」
私は自分の家のように、フォークを3本出した。