社長とは恋愛しません!
パーティーか。

私も付きそうのかな。

いや、花音ちゃんがいるから、出しゃばらない方がいいのかも。


「それよりもパーティーってなると、付き添いが必要だな。」

「そうですよね。」

やっぱり社長の顔、見れない。

綺麗過ぎるんだよ、社長の顔が。

「君に頼める?」

ドキッとした。

社長に、顔を覗かれたから。

「返事は?」

「はい。大丈夫です。」

何もやましい事なんてない。

パーティーの付き添いも、秘書の役目なんだから。


「そうか。大丈夫か。」

気のせいか、社長が楽しそうだ。

「そうだ。パーティーに着て行くドレス、ある?」

「はい、一応は。」

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