社長とは恋愛しません!
社長って、社長って……

意外と、肉食なの!?


「じゃ、じゃあ、この前私が家に行った時、私を襲おうとしていたんですか!」

「そうだね。」

「何で!?」

社長は、クスッと笑う。

「何でって、あの状況で抱かないなんて、相手の女性に失礼でしょ。」

「いいえ。全然失礼じゃありません!」

むしろ、逆にあれで襲われていたら、今頃悩んでいたわ!


「とにかく。」

社長は背をピンと伸ばすと、私にピストルの真似をした。

「俺、本気で狙った女性は、必ず落とすから。覚悟していて。」

「えっ……ええっ!?」

覚悟していてなんて。嘘っ!


「そんなぁ……」

「あれ?そんなに俺の事、嫌?」

嫌なんかじゃない事、分かってるくせに。

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